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ろ過の立ち上げ方


ろ過バクテリアはどうやって作る???

これからディスカス飼育を始める方、まだ初めて間もない方・・・一番ココが悩みどころだと思います。
ディスカスを飼育できる水作りってどうすればいいの???
ネットや、本、色々調べることはできますが、実際どのやり方が正しいのかわからないのが現実だと思います。
ディスカスを入れる前に水づくりをすべきか?バクテリアの素を入れるべきか?パイロットフィッシュ等で最初水づくりすべきか???
飼育方法は、飼育する人・環境・その他いろいろなので、どれが正しいというわけでなく、いろんな意見や方法があってよいと思います。
ここでは、DISCUSOWL流の立ち上げ方を説明します!!

DISCUSOWLお勧めは・・・
ずばり!!ディスカス投入前は何もしない
ならば、何が一番良い方法か?!
それは、ディスカスを飼育しながら、水作りをしていくのが一番簡単で、一番難なくろ過を完成していけます。
意外ですか・・・?
そうですよね〜 一般的には、ディスカスは水質にとことん神経質で、とことん弱い魚だと思われています。なので、熱帯魚初心者には難しい!!と・・・
でも、それは間違いで、手間ひまかければ、子供でも飼育することは可能です。

ポイントは・・・
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1.毎日全換水。掃除はしっかりと!!

2.エサをしっかり食べさせてフンをさせる
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こんな簡単なことで、安全にろ過づくりができるんですよ♪


ろ過バクテリアって意外に繊細!!

ろ過バクテリアは、繊細です。ディスカスよりも意外に繊細です(笑)
PH・水温・飼育匹数等の急激な変化でも、ろ過バクテリアが弱ったり、数が減ったり、少なすぎたり、多すぎたりしてもろ過バクテリアのバランスが崩れます。
その水槽に住んでいる魚のフンを餌にして生きているろ過バクテリアなので、その匹数に見合った必要数のろ過バクテリアが住んで、処理して、バランスが保たれています。
なので、バクテリアの素を入れても、パイロットフィッシュを先に導入して水作りをしたとしても、ディスカスを入れた際に、先に書いたように、環境が大きく変化するため、
結局はろ過バクテリアのバランスを崩し、始めからやり直し。。。というケースが多いです。
なので、お勧めするのは、最初からディスカス達と一緒に水作りをしていくこと。
毎日全換水してあげれば、毒素などこわくありません!!
慣れてくると、他水槽で使っててしっかり安定してるろ材を半分だけ移動して使うっていうこともできますが、それはだいぶ飼育に慣れてからのほうが無難だと思います。


ろ過バクテリアだって戦争します!!

もうひとつ、上記の理由のほかに毒素を出してしまう理由があります。
作られた元が違うろ過バクテリアは、同水槽に複数存在すると、戦争します。
どちらか一方になるまで、徹底的にやりあいます。そして、戦死したろ過バクテリアが雑菌になり、毒素の素となります。
そうなると、非常に不安定で、落ち着くまでに時間がかかります。
なので、立ち上げ期だけでなく、ろ材を混ぜるのも危険ですよ〜

ろ過完成まで・・・必ず水換えが必要!!

上記で述べたように、ろ過完成まで、水槽内では見えないところでドラマティックに展開してるのです(笑)
ろ過ができるまでは、必ず毒素が出ます。この時期は絶対に毎日全換水が必要です。
毒素があったら、必ず毒素がなくなるまで水換えします。水換えをすることは、ディスカスに悪影響は及ぼしません。毒素があるのに
水かえしないほうが大問題です。毒素が出る=雑菌あり ということであり、雑菌を水かえして追い出してやります。
この時期に、初心者の方が餌食いが悪い・体色が黒っぽいと悩まれるのは、たいてい毒素が出てるのに水換え不足が原因です。

ろ過が完成するまで・・・
アンモニア(NH3)⇒亜硝酸(NO2)⇒硝酸塩(NO3)⇒毒素なし(完成)

上記のように、検出される毒素が推移していきます。
ろ過が完成するにつれ、PHも最初はすごく高かったものが、だんだんと低くなってきたら、ろ過完成も近いです。
でも注意!!!
「PHが低い」は毒素が出ていないとは言い切れません!!見た目にはすごく水が澄んでいても、PHが低くても、亜硝酸・硝酸塩がドバッと出ている場合もあります。
ディスカス飼育歴が長い方は、ディスカスの体色・餌食い等でだいたい、「水換え必要だな〜」と判断できる場合も多いので、それでもいいのですが、最初はわからないので、
試薬でしっかりと毒素の有無を確認しましょう。でも、ベテランでも達人でも、毒素が出ていることに気づかないことだってあります。
おかしいな、原因がわからないな・・・と思ったら、まずは毒素のチェックがお勧めです。
  <<参考>>NH3,NO2の毒素の試薬は、初期は頻繁に使用するので、試験紙タイプよりも、試薬タイプが経済的でわかりやすいです。硝酸塩NO3は手軽に測れる試験紙で良いと思います。
      左はアンモニアNH3、右が亜硝酸NO2。色が濃くなるほど、毒素が出ています。

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